
MIXIと同じ記事ですが、アップします。
新潮新書;麻生太郎著「とてつもない日本」という本を読みました。
両親が筑豊出身の私としては、「どうせ麻生セメントのぼんぼんじゃないの!!ふん!」としか考えていませんでした。
第一、あのちょっと皮肉っぽくゆがんだ口元がダメ!(>_<)
だけど夫が買って来たこの本を昨日と今日で読んでしまったら
あ〜〜〜ら大変\(◎o◎)/!
いっぺんにファンになってしまったわ(~_~;)
そう簡単に洗脳されてたまるか!と思ったのですけど
凄く読み易い表現の本だったこと
そして何と言ってもこの人の「根っからのポジティヴさ」に惹かれたのです。
私はずっと以前から感じていたのですが
日本人てほんとにネガティブ思考の持ち主で
それはマスコミの世界が一番表している。
いっつもいっつも、もう日本は先がない・・・みたいなことばっかり言ってる。
物事には必ず2面性があって、良い点があれば悪い点もあるのです。
それを悪い面ばかり報道して国民の不安を煽りたてることしかしない。
それと、戦後の教育の結果もあるだろうけど
物凄い自虐的な思考の持ち主ですね、今の日本人は。
その辺のことを、ナショナリズムに陥らずにきちんと観察して説明してしてくれてます。
しかも、「キャラって何?」ってそっと聞いてた福田さんと違って
物凄く広い範囲のことに興味を持って知識も豊富なのは
イギリスに留学していたこととか、外務大臣してることにも
要因はあるのでしょうが、
だいたい昭和15年生まれ・・・と聞くと立派なおじいさんじゃない?と誰もが思うけど、「私はジョン・レノンと同じ歳でロック世代です」と名言するところがいいわ。
オタクとかアニメとかマンガとかが
ちゃんと知的文化として世界中できちんと評価されているのに、
この知的文化的財産を
「何?まんが?いい歳してまんがなんか読むな!」って言ってる
頭の硬い老人とはやっぱり違うと感じました。
この人に「この先の日本をまかせてもいいかも・・・」と感じさせてくれる1冊でした。