
「私の遺言」昨夜寝る前に少し読もうとひろげたら、止められなくて
あと30ページというところまで読みました。
かなり怖いところで、気分転換にGLAYのラジオ聴いてからじゃないと眠れなかったです。
今日、続きを読んでしまって、買い物に出て「あの世の話」も買って来て
午後じゅうかかって読了しました。
2冊とも良い本でした。
あと1冊ずつ買って、実家の両親に送り、読むように勧めます。
私がシュタイナーを学んでいることは両親も知っていますが
いったい何を学んでいるのか、ちょっとやそっとじゃ説明できないのです。
多分説明しても解らないだろうと思うし・・・
要するに「人間はパンのみにて生きるにあらず」なんですけど、
これを言うとキリスト教に限定されてしまうと取られるし、
宗教にはまらなくても「人間は現世に生きる肉の存在であるだけではない」
と理解して欲しいわけです。
「霊」という言葉を使うと日本ではすぐ「幽霊」と結びつけるし
説明に本当に困るのですよね。
「死んだら無になる」んじゃあないんですよ!って知って欲しいんです。
少し前はこんなこと公で口にすることもできなかったのですが、
最近では細木数子さんとかも結構まともなこと言うこともあるし
三輪さんや江原さんは、本物だな!と思いますから、
あの人達が本当の事をテレビで発言できるようになって、よかったなぁ・・・と嬉しいわけです。
それでこの2冊の本。とても解り易いです。
日本とドイツという文化や宗教の違いを越えて
シュタイナーの言ってることと本筋は同じです。
佐藤さんの壮絶な35年に渡る体験が、何物にも変えがたい力を持っています。最後の方に亡くなった遠藤周作さんが出てきます。
まだお元気だったときに遠藤さんは「もしもやな、君が先に死んで、死後の世界があったら『あった!』といいに幽霊になって出てきてくれよ。オレが先に死んだら、教えにできてやるから」と言ったのだそうです。
そしたら遠藤さんは江原さんを通じてその通りを伝えに来たのだそうです。佐藤さんと遠藤さんの親交は10代のころからで、
それぞれの面白い性格でのお付き合いを何度も読んでいるので
私が旧友に会ったような懐かしい感覚でこの逸話を読みました。