「雨」の予報の中「バリバリの晴れ女」を自認する友人と
「まあまあの晴れ女」の私の二人で兼ねてより懸案だった
「六甲オルゴール・ミュージアムHALL of HALLS探訪」にでかけました。
阪急六甲駅近くからの送迎バス付きパックを申し込んでいたのですが
どうやら昨日のお客は私達のみ。
下界ではシトシト雨も標高700m以上の六甲山ホテルに着いたときには
濃霧および豪雨(>_<)
そこから乗用車でホテル・マンがミュージアム近くまで送ってくれたのですが、車寄せから建物入り口まではどうしても歩かねばならず
傘を真横に近い形にして背をかがめて歩いても
下半身がびしょ濡れになる酷さ。
「いくら雨でも、ここまで降らんでもええやん!」と
もう笑うしかないという感じで二人で大笑いしながら小走りで辿り着きました。
こんな豪雨の中山の上まで来るのも私達くらいなものだろうと思いきや
団体さん一行と遭遇して館内は大賑わい。
HALLでのオルゴール演奏など20分くらい聞いて
展示を見て歩きましたが、保管台数で言えば
過日訪ねた苦楽園の方が多かったようです。
でもこちらは自分で廻せる小さなオルゴールが体験できたり
グッズ売り場が充実していて楽しかったです。
大きなオルゴールの音色に魅せられしまって
「こんなのが一台家にあったらいいな・・・」なんてみんな言っていましたが、これらが作られた100年以上前でも家が一軒建つ値段だったそうです。
グッズ売り場でCDも沢山おいてありましたが
今までに耳にしたオルゴールCDは全部シンセサイザーによる
オルゴール風音色で演奏されたもので
聞いていてもとっても電気的で私は好きになれませんでした。
ところが、その場で小さなCDラジカセから流れていた音が
とっても良かったので「え?これどうして?」って思ってよく見てみると
そのCDは実際にこのミュージアムが所有している大型オルゴールで演奏したものを録音した、ここだけのオリジナルCDだったのです。

5〜6枚あった中から、昨日実際に聞いた
マスカーニのオペラ「カヴァレリア・ルスティカーナ」の「アベマリア」が入ったのを1枚購入しました。
帰宅して聞いてみたら、これが大ホームラン!!でした。\(*^▽^*)ノ
一人でうっとり聞き入ってしまい、寝る前にもCDウォークマンで再度聞きました。
12時から再度HALLでの演奏を聞いたのですが
その時に本物の蓄音機(ラッパがついたの)で
SP盤78回転のレコードでルイ・アームストロング(サッチモ)の
「ラ・ビアン・ローズ(バラ色の人生)」を聞きました。
これが素晴らしかったです。
まだサッチモが若かったときの録音なのでしょうか
後年のあのジャラジャラ声よりも、少し澄んだ感じの声で、
うっとりと聞き惚れました。
六甲山ホテル10階の「スカイ・レストラン」の窓側の席でのランチも
窓の外は一面の濃霧で真っ白。
晴れていたらさぞかし絶景であろうものを・・・
「これは絶対もう一回リベンジせねば!」と
友人と約束して帰りました。
楽しい一日でした\(^∇^)/