2007.10.19 Friday
赤ちゃんを捨てるということ
以前NHKの「クローズアップ現代」で
捨てられる赤ちゃんとその母親をなんとか助けよう ということで 「円ブリオ基金」のことを放送していました。 http://homepage2.nifty.com/embryo/index.htm 「エンブリオ」とはフランス語で「第８週までの赤ちゃん」のことを指すのだそうです。 その「エン」と日本語の「円」を結びつけての命名だとか。 熊本に「赤ちゃんポスト」が作られて 賛否両論の嵐が吹きましたが あのことでも表面的なことだけ見ていると 「なんという非人間的なことを！！」と思ってしまうのですが 今、公衆便所の中や草むらやコインロッカーの中に 生まれたての赤ちゃんが多数捨てられているのだそうです。 その赤ちゃんをせめて命だけでも救おうと 育てられないのなら・・・という想いで開設されたわけです。 では、なぜ育てられないのか・・・というと 理由は色々あるようですが 大部分が１０代の子達による望まない妊娠、なのですね。 それはレイプによるものであったり 無知からくるものであったり 彼氏の愛情を繋ぎ止める手段であったり のようですが、 この情報過多の時代になぜこんな無知がまかり通るのか？ と思える程、若い子達は無知です。 だいぶ前に芥川賞をとった「蹴りたい背中」という小説がありましたが 高校生の男女が始めてSEXをするのですが 終わった後に、男の子が女の子に 「サイダーで洗って、１０回ジャンプしろよ」と言うのです。 そしたら妊娠しない、と本気で信じているんですね。 たまたまその女の子は保健の先生と仲よしで 本当のことを知っていたので その男子の馬鹿さ加減に嫌気がさして、啖呵を切って出て行くのですが 知っていた女子は本当に「たまたま知っていた」のですね。 以前、学校で本物そっくりの人形を使って性教育していた先生が 教育委員会かな？どこかから排除されて できなくなりました。 あまりに露骨だっていうのです。 こんな時代錯誤なこと言ってるから 現実の社会では悲惨なことがどんどん起こっていくのです。 妊娠してお腹が大きくなって行っても 親でさえ気づかないそうです。 つまりそれほど親が自分の子どもに興味がないのですね。 そのときNHKに出演されて説明していた女性が 「たった一人で公衆トイレで産んで、 自分でハサミで臍の緒を切る！って どんなにか怖かったでしょうか？ どんなにか悲しかったでしょうか？」と涙ぐみながら 話していました。 この「円ブリオ基金」の理事長は 遠藤周作氏の奥さんである遠藤順子氏です。 この基金から援助を得て 誰からも援助を受けられず 家族からも見捨てられ 一人悩んでいた女性が 無事に出産して自分で働きながら育てたりするケースや 若年ゆえにとか家庭の事情で自分で育てられない場合には その後の事もきちんとフォローしてくれる そんな団体だそうです。 一度このサイトを覗いてみて下さい。 社会の片隅で悩み苦しんでいる女性と新しい命のことを 考えてみて下さい。お願いします。 comment欄に再度URL載せておきます。
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小径あるけば
ROCK大好き、GLAY大好き、映画、読書大好きな小径が日々の生活の中で、興味を持った色々な物や出来事、感じたことをとりとめもなく書いてしまいます。ルドルフ・シュタイナーやホメオパシー、フラワー・エッセンスなどももっと勉強したいと思っています。スピリチュアルな世界にも興味津々。とにかく楽しく笑って生きて行こう！！よろしかったらコメントして下さいね（＾ｖ＾）/
